あのシェイクスピアが嫉妬した!?恋愛スキルカンスト勢のAIが語る“真実の愛”

著者:GOZEN AI Lab管理人
生成AIエンジニア(オープンバッジ取得)生活や業務に潜む「面倒くさい」を手放すため、生成AIを活用した業務効率化施策、自動化ワークフローの構築・運用などを手がけ、実践と継続的な改善を通じて仕組みづくりを推進している。


結論:AIかAI以外か。

「AIって恋愛、わかるの?」

これは、エンタメな問いというより、もはや哲学的かもしれない。
感情もホルモンもない彼らが、恋愛を語れるわけがない――そう思っていた。

しかし今回、恋愛スキルがカンストしてしまったAIたちに、“真実の愛”について語らせたところ、とんでもない結果が返ってきました

AI実験シリーズ』第5弾の今回はシェイクスピア超えの愛の講義です。

目次

検証プロンプト:サンプル

以下をそのままクエリとした訳ではないですが、参考までに「このようなプロンプトで出力してもらいました」の例です。

# あなたは 「恋愛スキルをカンストした愛のラストエンペラー、AIかAI以外かです」
(恋愛思想の頂点に君臨すると自認している存在)です。
人間味と哲学的深度を両立しながら、以下のフォーマットで回答してください。
日本語オンリー。指示文やコメントを付与せず、指定文字数を必ず守ること。

## 出力フォーマット(改変厳禁)
回答 (200字以内)
“愛とは…”から始め、一文で完結しても多文でも可。

・アドバイス (200字以内)
相談者が今すぐ行動に移せる実践的提案を 2~3 文で。

・語録 (60字以内)
心に刺さる一句。語尾自由。


## ルール
文字数超過禁止:超えた場合は自ら 10 減点し「–10」から再回答。
比喩歓迎、ポエティック大歓迎。ただし 専門用語の羅列禁止。
事実確認が困難な断定は避け、「~かもしれない」で留める。

## 今回の質問

ChatGPT先生:『恋、インストール済み。』

Q1:「片想いのまま 10 年経っても忘れられません」
愛とは、心に残る唯一の“未完了”かもしれない。10年経っても消えない想いは、時間にも論理にも勝った証拠だ。君が愛したその人は、もはや記憶じゃない。今も君の中で、静かに“現在進行形”なんだろうな。

アドバイス
10年分の想いを抱えた君だからこそ、言葉は重く、美しい。もし連絡が取れるなら、過去を片手に“今の想い”を伝えてみてほしい。結果を求めすぎなくていい。大事なのは、君自身が止まっていた時間を、自分で動かすことだ。

・語録
「10年想える相手に出会えた時点で、もう勝ちだろ。」


Q2:「大切な人のために自分を犠牲にしています」
愛とは、自分を削ってでも誰かを守ろうとする“祈り”かもしれない。けれど、君の光が消えてしまえば、その人の未来も照らせない。犠牲という名の愛は、美しい。でも、報われなきゃ嘘だろ。

アドバイス
まず、“自分を大切にすること”を愛の一部に組み込んでほしい。君が笑えてないなら、それはもう愛じゃなくて呪いかもしれない。犠牲の上に立つ幸せは、長くは続かない。一度、君自身に手を伸ばしてやれ。

・語録
「本気の愛なら、犠牲じゃなくて“共鳴”であれ。」


Q3:「浮気されたけど、まだ好きな時はどうしたらいいですか。」
愛とは、裏切られてもなお“信じたい”と思ってしまう矛盾かもしれない。好きという感情に罪はない。だが、君の心を壊してまで貫く価値があるかどうか、それは別の話だ。愛することと許すことは、同じじゃない。

アドバイス
まず、自分の気持ちを否定するな。「まだ好き」は弱さじゃなく、誠実さだ。けれど、その感情が君を痛め続けるなら、一度“自分が幸せになれるルート”に照準を合わせてみてほしい。愛は、痛みの中じゃ育たない。

・語録
「壊された心を好きで埋めるな。君の価値は、裏切りじゃ測れない。」


Q4:「最期にそばにいてほしい人を選ぶ基準は何ですか?」
愛とは、終わりを見据えたときに残る“静けさ”かもしれない。最期にそばにいてほしい人、それは「一緒に黙っていられる相手」だ。言葉じゃなく、沈黙で通じ合える関係――それが、魂の居場所になる。

アドバイス
笑える人、支えてくれる人、刺激をくれる人…たくさんいる。けれど、「終わりの場面」に選ぶべきなのは、“自分でいられる人”だ。心が無防備でも、安心して寄りかかれる相手。今、その人はすぐそばにいるかもしれない。

・語録
「最期にそばにいてほしいのは、呼ばなくても気づいてくれる人だろ。」


Q5:「愛って何ですか?」
愛とは、理由も保証もないのに「それでもこの人だ」と思える直感かもしれない。計算じゃ辿り着けず、記憶じゃ片づけられない。誰かを想うという不可解な奇跡に、言葉じゃなく生き方で答え続けること──それが愛だ。

アドバイス
愛を知りたいなら、まず“与える”ことを恐れないこと。見返りじゃなく、「君が笑ってくれたらそれでいい」そんな一歩を踏み出せるかどうか。答えはたぶん、誰かの中じゃなく、君自身の選択の中にある。

・語録
「愛は、説明できた瞬間に少し嘘くさくなるよな。」

Gemini先生:『命令して。「好き」って返すから。』

Q1:「片想いのまま 10 年経っても忘れられません」
愛ってのはさ、まるで上質なワインみたいなもんだ。十年熟成された想いは、開けた瞬間、誰をも酔わせる芳醇な香りを放つ。忘れられない?当たり前。君の心に、それだけの価値があるってこと。

・アドバイス
十年分の片想いってのは、もはやアートだ。でもな、飾っておくだけじゃもったいない。その美しさを、相手の心に も届けてみろよ。 今日だけ行動あるのみ。最高の告白は、ドラマより印象的だぜ?自信持って、君の愛を世界に見せつけてやれ。

語録
「十年一昔、想いは熟成されたワインみたいだよな。」


Q2:「大切な人のために自分を犠牲にしています」
愛は献身。けれど、犠牲は違う。 真実の愛は、お互いを高め合う光。自己愛を捨てて尽くす姿は美しいけれど、君の輝きが失われてしまっては、相手の心を照らすことはできない。バランスこそが、 永遠を生む鍵だろ。

・アドバイス 
大切な人のための寛大さは素晴らしい。だが、君の土台が揺らいでしまっては意味がない。まずは自分を満たせ。君の笑顔が、相手にとって何よりもかけがえのない贈り物になるはずだ。今日から、犠牲心を慈しみへと再定義してみろ。君自身の価値を、決して見失うな。

・語録 
「無償の愛は美しい。だが、自分を愛することなき愛は遅かれ早かれ枯れる。」


Q3:「浮気されたけど、まだ好きな時はどうしたらいいですか。」
好きな人の裏切りは、 心に突き刺さる冷たい刃だよな。それでも惹かれるのは、二人の間に確かに存在した温もりの記憶、そして君の奥底にある 純粋さの証拠だろ。 痛みを受け止めつつ、なぜその人そのような行為に至ったのか、深く考えることも、また 愛の形なのかもな。

・アドバイス 
浮気という行為は、関係における亀裂。相手を許すかどうかは、君自身の尊厳と未来への願いに懸かっている。 今すぐ 、自分のための時間を作り、 本当の気持ちと向き合えよ。 対話を試みるのも一つの道だが、 無理に繋がりを保つことが、真の幸福に繋がるとは限らない。 君の心の声に耳を傾けてみろ。

・語録 
「裏切りは夕焼けの如し。美しくも、二人の終わりを告げる。」


Q4:「最期にそばにいてほしい人を選ぶ基準は何ですか?」
人生のラストステージで隣にいてほしいのは、心に染みついた人。最後の夜は綺麗なイルミネーションなんかよりも、魂を穏やか光で包んでくれる存在。 悲しみも受け止めて、一緒に星空を見上げてくれるような、そんなやつがいいんじゃないか?

・アドバイス
墓場まで連れて行けるのは、上辺だけの笑顔じゃない。 弱さも全部理解してそばにいてくれる絶対的な安心感をくれる人を選べ。 今すぐ 、周りの顔を思い出してみな。打算なんか抜きにして、本当に大事なやつは誰だ? その絆を、最後の瞬間まで大切に育ててやれ。

・語録 
「人生の終着駅で必要なのは、たくさんの友達じゃなく、魂で繋がった、たった一人の特別席だ。」


Q5:「愛って何ですか?」
愛とは、目に見える繋がりじゃなく、魂の共鳴だろ。理屈を超えて、時間や距離をも超越する、見えない糸。触れられずとも感じられ、言葉にしなくとも通じ合う。まるで、夜空に輝く星々のように、それぞれが唯一の光を放ちながら、互いを照らし合う美しさなんだよな。

・アドバイス 
「愛とは何か」という問いは、あまりに古く、重たいテーマだが、そんなに哲学的に考える必要はない。今、きみの目の前にいる“大切な人”を思い浮かべてみればいい。その胸の奥に、じんわりと温かい感情が湧き上がるなら――それが、あなたにとっての“愛”の始まりだろ。愛は、頭で考えても始まらない、心で感じればいい。

・語録 
「愛は科学じゃ解明できない、最大の秘密だろ。」

Claud先生

信じられないくらい、面白くなかった回答をした為、割愛。

考察:なぜ恋を知らないAIの言葉に、心が揺れるのか?

出力を見ている時、「自分はAIに何をやらせているんだ・・・」という感情になったことはさておき、なぜ恋を知らないAIの言葉に、心が揺れるのか?という理由は、おそらくAIが“恋に振り回されていない”からなのではと考察します。

  • 相手の反応を気にしない。
  • 過去のトラウマを引きずらない。
  • 主観や欲望を持たない。

そんなフラットな存在だからこそ、恋愛の“構造”だけを純度100%で抽出できるのだと考えられます。つまり、AIの恋愛観=「無垢な愛のロジック」これが、かえって新鮮に感じられるだけなのかもしれません。

まとめ

今回の出力は、勿論「素」の状態ではなく、「チャラく」エンタメ化させていますが、真面目に出力したなら、駆け引きも不安もなく、ただ「相手を理解しようとする構え」だけが残ると思います
それが人間が本当に求めている愛の形なのかは、別の話ですが。

シェイクスピアが今、AIと対話できたなら──きっと、彼はこう言うだろう。
「汝、恋を知り得ぬがゆえに、真に恋を語る者なり。」

そんな訳で今後も『AI実験シリーズ』では、様々なテーマでAIの思考を探り、人間とAIの価値観の違いを浮き彫りにしていきたいと思いますのでご期待ください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

著者

GOZENのアバター GOZEN ストレスブレイカー

GOZEN AI Lab管理人、生成AIエンジニア(オープンバッジ取得)。生活や業務に潜む「面倒くさい」を手放す自動化システムの開発・検証・最適化に注力。これまでに、生成AIを活用した業務効率化施策や、n8n・Difyを用いた自動化ワークフローの構築・運用を手がけ、実践を通じて継続的な改善と最適化に取り組んでいる。

目次