ゲームの世界にも、“風通しのいい人”って、いると思うんです。
肩肘張らず、力まかせでもない。だけど、目を奪うような存在感を放つ。
そんなキャラクターが、またひとり『ストリートファイター6』の舞台に戻ってきます。
2025年6月5日、新たなプレイアブルキャラとして加わるのは、あのエレナ。
カポエイラをルーツに持つ彼女の動きは、戦いというよりは“踊り”に近い。
拳の音よりも、魂の音が似合うようなファイターです。
しばらくシリーズからは姿を消していた彼女が、今作で久々に参戦。
登場する舞台もまた印象的で、ケニアの奥地に広がる「レニアラ遺跡」というロケーション。
文明と自然が溶け合うような場所で、彼女の“音楽的”とも言える技の数々がどう映えるのか──
ティザートレーラーを観た瞬間、まるで彼女の戦いが「景色の一部」になっているように感じました。
彼女の魅力は、単なるスピードやリーチの長さだけではないんです。
どこか“自然体”な強さ。
そして、見る人の心まで柔らかくしてしまうような、リズム感としなやかさ。
そんなエレナが『スト6』の舞台で、今度はどんな物語を紡ぐのか──プレイヤーの創造力が試されるところです。
師匠としても登場するとのことで、対戦だけでなくワールドツアーの旅にも新しい風が吹き込みそう。
これって、ただキャラが増えるという話じゃなく、“ゲームそのものの気配”が変わるってことなのかもしれません。
さあ、あとはあなたの目でその空気を感じてください。
トレーラーを再生した瞬間、画面の向こうに風が吹き抜けるかもしれません。
そしてもうひとつ、多くのプレイヤーが最も気になっているであろう点があります。
あの“回復技”――通称「ヒーリング」。
過去作では、Crazy Raccoon所属のどぐら選手が「クソキャラ列伝」で取り上げたほど、賛否両論を巻き起こしたあの技です。
もし彼女が再びバトル中に命を吹き返すようなトリックを使えるとしたら……?
対戦の風景そのものが一変するかもしれません。